2024年3月15日と16日に「インタウンデザイン キャンプ~地域とデザイナーの新たな関係を考える~」が富士見 森のオフィスにて開催されました!
※インタウンデザイナーとは…地域に密着したデザイン活動を行うデザイン人材
このイベントでは、ここ富士見町を舞台に、インタウンデザイナーはどう地域と共創できるか?どう地域に貢献できるのか?という可能性を探るためのワークショップ、アイディアの発表会を一泊二日で実施しました。
イベントのレポートはWebメディアCINRAにて掲載されています。以下の記事をご覧ください!
イベントの内容については、CINRAの記事に詳しく掲載されているので、ここでは森のオフィスとして、参加者をどうお迎えしたかをレポートします!
参加者は、都市部の企業でインハウスデザイナーとして働いているデザイナーを中心とした12名。経済産業省デザイン政策室のメンバーや運営として関わったcinraのスタッフ、取材陣も含めると、総勢20名以上の方々が森のオフィスを訪れてくださいました。
「富士見町に初めて来る方たちに富士見の魅力や八ヶ岳を中心とした地理情報を短時間で伝えるためには、どんなツアーにしたら良いだろう?」
スタッフで考えた結論は、「パノラマ高原スキー場のゴンドラでスキー場頂上まで上り、富士見町や八ヶ岳を一望してもらうこと」でした。
当日は快晴、雲ひとつない青空が広がっていました。
パノラマ高原スキー場の頂上からは八ヶ岳やその麓の街並みをくっきりと見渡すことができ、富士見町が八ヶ岳と南アルプスに囲まれた自然豊かな環境であるということを十分に体感していただけたと思います。
そこから、クルマで富士見町の商店街や八ヶ岳(西岳や編笠山)の登山口でもある富士見高原を巡り、森のオフィスに戻ってきてから、説明会・ワークショップをスタート。
森のオフィスの運営をしているルートデザイン代表の津田や元地域おこし協力隊でインタウンデザイナーでもある松田のプレゼンテーションは森のオフィススタッフも初耳な内容もあり、スタッフも興味深く聞かせていただきました。
限られた時間の中で富士見町を体感していただけるように、休憩時間には町内のお店のケーキとコーヒーを用意し、夕食には森のオフィスのキッチン会員さんにケータリングをお願いしました。
参加者の皆さまからもとても好評で、想像以上に喜んでいただけて良かったです!
「近くにこんな素敵なお店がたくさんあって羨ましい!」という声もいただき、改めて富士見町や八ヶ岳近隣には素敵な事業者さんがたくさんいるのだと実感することもできました。
2日目はアイデア発表会。この発表会にはイベント関係者の他に、普段森のオフィスを利用されている会員さんにも来ていただきました。
2チームそれぞれの発表は実現性の高いものから、ローカルな部分にスポットが当たったユニークなものまで、さまざまな提案がありました。
発表会に来てくださった会員さんが携わっている事業やイベントを絡めたアイデアもあり、講評の時間でコメントをしていただきました。短い時間ではあっても、地域の方々や森のオフィスの利用者さんと参加者の交流を作ることができたかと思います。
各チームの提案方法も工夫されていて、イメージがしやすいようにスライドと手書きイラストや図を使い分けていたところも印象的でした。
さまざまな手法を使い分け、分かりやすく情報を伝えるというのはプロならではの工夫で、スタッフもとても刺激を受けました。
この2日間のツアーを通して、参加者の方の「もっと外に出て活動していきたい」「地域に貢献できることをしていきたい」というモチベーションがどんどん高くなっていくのを感じました。
そしてテーマにあった、「インタウンデザイナーとして地域にどう関わっていくのか」ということを富士見町の事例を使ってかなり具体的に体感していただけたように思います。
今回のイベントで「富士見町が好きになった!」「森のオフィスにまた来たい!」と言っていただけたこともとても嬉しかったです。
我々が普段住んでいると日常になってしまう部分に、新しい視点やアイデアを与えてもらえた貴重な機会をいただくことができました。
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