10月7日(土)に富士見森のオフィスキャンプスペースにて開催された「竹炭」作りについて、お届けします。
みなさんは「竹炭:たけすみ」をご存じでしょうか。竹炭は消臭や浄水、除湿効果など、私たちの日常を便利にしてくれるアイテムですが、近年、庭や畑などの土壌改良剤としても注目を浴びており、農家さんや造園士さんだけでなく、家庭菜園で野菜作りを楽しむご家庭などでも活用される、とても優秀なアイテムでもあるのです。
今回は富士見町の隣の原村に事業所を構えるアトリエデフ環境事業チームのみなさんと共同で竹炭作りにチャレンジしてみました。
アトリエデフさんは、本物の自然素材の家づくりにこだわり、住む人にとって安全で安心な家、環境にも負荷をなるべくかけない家づくりを実践されている工務店さんです。
持続可能な社会の実現を目指し、社内に「環境事業チーム」を立ち上げ、家づくりに留まらず、森林保全活動や放置竹林の再資源化など、様々な環境活動に取り組まれており、今回のイベントの主役である「竹」の提供もしてくださいました。
まずはじめに、アトリエデフの大井社長と環境事業チームのみなさん、そして森のオフィスと参加者同士で自己紹介をした後、早速「炭」に変えるための竹をせっせと切る・割る作業を進めていきました。
竹には「節」があり、節と節の間には空気が内包しているので、空気が内包した状態の竹筒をそのまま燃やしてしまうと、内包した空気が破裂して「パァン!」と大きな音が鳴ってしまいます。よって切るときのポイントは、空気を竹の中に作らないように注意することです。ちなみに「爆竹」は、竹の破裂音が由来であることも教えていただきました。
乾いた竹は可燃性が高く、燃え始めると一気に勢いよく燃えるので、参加者は自分で切った竹を燃え盛る大きな窯鍋にたくさん投げ入れていました。
火が収まると、窯の中には炭になった竹が出来上がりました。窯に蓋をして、1日~2日寝かせれば、竹炭の完成です!
たくさん竹を切って、割って、窯に投げ入れた後は、参加者同士の交流も兼ねたブレイクタイムを実施しました。ポップコーンやパン、お餅にマシュマロなど、お気に入りのおやつとコーヒー・お茶を飲みながら、ホッと一息つくことができました。
今回のイベントの参加者は大人からこどもまで幅広く、環境問題への気づきだけでなく、普段味わうことのできない非日常体験も経験できる良い機会となりました。
今回参加されたみなさまに感謝すると同時に、今後も「参加してみたい」と思えるイベントを企画し、実現していきたいと思います。
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