
どんな講座?
ー関係が育つコミュニティ運営の基礎となる考え方ー

ここ数年、コワーキングスペースやコミュニティスペース、イノベーションスペースなど、人と人の関係性を生み出し新たな社会価値を生み出そうとする施設がどんどん生まれています。
一方でそういった施設の運営において最も大切である人と人との関係性を育むことに苦労している施設や運営者も少なくありません。対象が個人であり様々な要素が複雑に絡み合う以上、良いコミュニティを育むことに正解はありません。
コミュニティ育成に必要なマインドセットを学ぶ
しかし、どんな取り組みにおいても、より良い関係性へと導く道標はあるはず。
これまでの立ち上げ、運営経験を元に、コワーキングスペース、コミュニティスペース、イノベーションスペースなどの施設立ち上げと運営、また人と人の関係性を重点に置いたリアルなコミュニティの育成に必要な、運営の軸となる心の持ち方をお伝えし、一緒に深めていきます。

この講座に最適な方
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地域おこし協力隊や行政職員の方
移住促進施策やコミュニティスペース立ち上げ・運営に取り組んでいる方 -
コワーキングスペース運営に携わる方
特に地域密着型や地方地域のコワーキングスペース運営に取り組んでいる方 -
地域活性化に関心のある方
地域の社会活動に取り組む方や、場所作りに取り組む方 -
会社内コミュニティ活性化に関心のある方
仕事に紐づかないつながりや組織を横断した交流を生み出したい方 -
リアルなコミュニティに関心のある方
コミュニティに関わるだけでなく、運営や育成についても学びたい方

この講座の中心となる理念
Conditioning the soil for the community
(コミュニティのための土づくり)
コミュニティを管理するのではなく、コミュニティを生態系として捉え、生態系が育ち、森のように発展していくために必要な土づくりの考え方。
どんなことが期待できる?
あなたの活動を活性化させるヒントと新たなつながり
コミュニティに関係する者同士の新たなコラボレーションや社会活動の創出、新たなビジネスの創出へとつながる場を生み出すヒントやアイデアにつながるほか、地域活性や移住促進にもつながります。
また、講座に参加する同じ志を持つ人たちとのリアルなつながりも生まれます。
どのようなスタイルの講座?
ストーリーベースの講義と対話が中心の5回講座
コミュニティ育成のためのマインドセットを作る上で、講師の過去の経験やストーリーをベースに対話型の講義をお こないます。また、後半からは参加者全員でのディスカッションを通じて、お互いの理解をより深めていきます。
また、森のオフィスの10年を振り返った書籍『十草十載』もお渡しします。
リアルとオンラインの講座
1回目はリアル会場で集まり、参加者同士の交流もはかりながら講座を開始。
(難しい場合はオンライン参加)
2回目以降はオンライン講義形式で進行。
講座終了後のエクストラ回では森のオフィスにて交流会と町歩きを兼ねた一泊2日のツアーを開催します。
(任意参加、別料金となります)

講師紹介
津田 賀央
Route Design合同会社代表
富士見 森のオフィス運営代表
PILE -a collaborative studio-代表
2001年から広告会社にてデジタルコミュニケーション領域に関わるプランナーとして、さまざまな国内クライアント企業のデジタルプロモーションの企画やサービスに携わる。
2011年末からは電機メーカーに転職し、クラウド技術を用いたサービス開発やプロトタイプのデザイン、UXを設計するプランナーとして従事。
2015年5月から長野県の富士見町へ移住し、自身のプランニング/デザイン会社Route Design合同会社を設立。同年に長野県・富士見町の「富士見 森のオフィス」を富士見町役場と共同で立ち上げ現在も運営中。
2023年には神奈川県・横浜市で自社事業として「PILE -A collaborative studio-」を立ち上げ。「アーティスト/クリエイター向けのコワーキングスペース」というユニークなコンセプトで、他にはない施設として横浜エリアのアートシーンでの知名度を高めているほか、保土ケ谷区でのパブリックアート展覧会などを開催し、注目度を高めている。
また、デベロッパーによるコワーキングスペースのコンセプトワークと施設立ち上げのプランニングのほか、様々なクライアントワークにおけるコンセプトデザイン、クリエイティブディレクション、コピーライティングなどを手掛けている。


Route Designが手がけるスペース
富士見 森のオフィス
長野県・富士見町
地方移住と新しい働き方の先駆的コワーキングスペース
富士見 森のオフィスは、まだリモートワークが一般的ではなかった2015年、リモートワーク可能な人を呼び込むための移住促進施策として立ち上がったコワーキングスペース。
リモートワークや二拠点居住などの新しい働き方に関心の高いフリーランスを中心に徐々に口コミが広がり、働き方改革やコロナなどの社会トレンドに先駆け、多くの移住者を魅了。現在では2,000人以上が会員登録し、森のオフィス周辺では200以上の地域プロジェクトを生み出している。また、富士見町は移住地として人気が高まり6年連続で転入超過を記録。
2020年には、欧州で刊行された書籍「Around the World in 250 Coworking spaces」でも紹介され、海外からも注目される施設となった。
現在も様々な人が利用し、そのコミュニティは日々成長している。
本講座の流れ




