会員紹介

​マスコミ業界一筋。人とのつながりを大事にし、仕事をつくる澤井さん。

​名前

澤井さん

職種

マスメディア系クリエイター(動画、DTP)

移住歴種

北海道→京都→東京→長野

プロフィール

北海道出身。京都の大学を卒業し、東京にてマスコミ系の仕事に就職。そこからずっとマスコミ系の仕事を続け、結婚を機に長野県に移住。森のオフィス代表の津田と、オフィスで出会った栗原さんと一緒に富士見の人と暮らしを取り上げる任意団体『ヤッツメディア』に参画。それを皮切りに行政の仕事などを請け負う。2児の母。

Q:移住前、東京ではどんなお仕事をされていたのでしょうか?

日テレ系の会社で3年間働いていました。仕事はスポーツ制作局で、メインは箱根駅伝でした。他にはモータースポーツ班として、インディーカーレースの中継や、全日本大学女子駅伝といったスポーツ中継の仕事をしていました。

番組には制作班とカメラマンがいる技術班があり、私は制作班のAD(アシスタント・ディレクター)でした。

その後映像の仕事を辞め、新聞社に入社しました。こちらもマスコミ業界ですね。そこでは編集者として、取材とライティングを編集局で3年ほど担当しました。

東京で仕事をしていたのはトータルで7年位ですね。

Q:もともとは北海道出身ですよね?

はい。北海道出身で、京都の立命館大学で産業社会学部に進学し、就職で東京に移住しました。

Q:北海道~京都~東京と移動距離が長いですね。

そうですね。私、きっとどこに移住しても暮らせると思います。テレビの仕事をしていた頃は海外ロケもあったんですが、どこに行っても「どこでも暮らせるな」と思いました。ホテルが無くても大丈夫で、編集室や飛行機の中で寝ていました。

実は当時仕事が激務過ぎて、海外ロケもどこに行ったか覚えていないくらい忙しかったです。常にホテルと現場の往復でした。激務でしたが、仕事が大好きなので楽しかったです。

Q:東京から長野県に来たきっかけはなんですか?

結婚です。初めは夫の実家がある長野県茅野市に移住しました。その後、森のオフィスと富士見町の移住制度を知り、富士見町に移住しました。

Q:森のオフィスを知ったきっかけはなんでしたか?

フェイスブックだと思います。

知ったのはちょうど森のオフィスがオープンした頃ですね。最初は移住制度の話を聞きに来ました。その当時のスタッフの松井さんがすごく良く対応してくれたのもあり、制度の内容を知ってすぐに行動に移しましたね。

森のオフィスに来るまでは、DTPのお仕事をしていました。新聞局時代にAdobe イラストレーターとフォトショップを使っていたので。でも、やっぱり動画の仕事をやりたいという気持ちがありました。なので、森のオフィスで『動画をやりたい』って言っていたら代表の津田さんが『映像の人がいますよ』と動画の仕事をしている栗原さんを引き合わせてくれて 、4年前に一緒に「ヤッツメディア」を始めました。

Q:最近では社会情勢の変化もあり様々な映像配信が始まっていますが、その変化で仕事は生まれましたか?

まだですね。動画配信サポートの仕事は増えていますが、いかにマネタイズするか(お金を稼ぐか)が課題になっています。

地方の仕事の問題点に「価格の低さ」があります。それに縛られないようにしないといけないんです。だから、どうやって単価を上げていくかが常に課題です。なので「私に頼んでくれれば絶対いいもの作るから!」という自信はありますが、大きな声で言えず葛藤しています。

でも森のオフィスのおかげで単価は少しずつ上っています。だんだん単価が上がりはじめて、クオリティの高いものを納品することができてきたので「あそこに頼めばクオリティが高いものが納品されて、結果がついてくる」という信頼関係ができてきていると考えています。

なので、これから下手な仕事はできないし、しっかりやらないといけないと、個人でもチームでも自覚しています。

Q:地元の企業と連携してお仕事をすることはありますか?

お母さんたちと岡谷市民新聞社さんと一緒に、『月間マンマジャーナル(現在休刊中)』というフリーペーパーを作りました。きっかけはお声がけをしてくれた代表者の方が『母になると社会から離されるというか、世界がぐっと狭くなる。だから、ママと一番遠いところって経済じゃないか』ということを言っていて。その人と『じゃあお母さんたちと経済つなごうよ』と言ったのが最初のきっかけですね。

その話を岡谷市民新聞社に話を持っていったら、社長さんも面白い方で『じゃあやってみましょうよ、ママさんだけで作ってみましょうよ』となり、一年半やっていました。

紙面の割付から、ネタ作り、記事の執筆、翻訳の翻訳、すべてママさん達でやりました。ママさんライターの中には初めて記事を書くなんて人もいましたが、実はみんな思ったより記事を書く能力があるんです。能力がある人が見いだされていないだけなんですね。

ママさん、と言ってもただ働いていないだけなんです。でも『取材して記事を書いて』とお願いしたら、とても良い記事を書いてくれるんです。これは非常に助かりました。

 

ちなみに、マンマジャーナルは表面が英字なんです。なぜかというと、当時英字新聞でクラフトを作ることが流行っていたんです。かっこいいからという、そんなひょんな理由ですね。

それに、新聞は家事に使いますよね、天ぷらを揚げるときや大根を包むときに。なので「読んで終わりではなく二次利用ができるかっこいい新聞」というコンセプトは、お母さんに受け入れてもらえました。

でも思わぬ反応もあったんですよ。英字紙面が海外から来たインバウンドの人たちに受け入れてもらえたんです。英字面は地元ネタのテーマにした対談を英訳して掲載しているため、地元で活躍しているこんな人がいるというのを英語で読めるのが良かったそうです。

その点は面白かったです。『あ、読者層はそっちなんだか』って制作を始めてから気がづいたり。

Q:マンマジャーナルを作ったことで、お母さんたちもスキルが上がりお金を稼ぐことができるようになったんですね。

そう!それが一番嬉しかったです!可能性を見い出せたかなって思っています。

今回初めて原稿を書いてくれたお母さんは、今は新聞社で別のコーナーを持っているんです。

これから絶対ママ世代も働かなくちゃいけないですよね。地方にいても、マスメディアという業界に入れるよというのを実現したかったので。

そういった意味で、マンマジャーナルの制作は一定の成果が出せたと考えています。

Q:いま映像のお仕事はどんな案件を担当されていますか

個人のPVから、市町村などの自治体の案件など、幅広いお仕事を頂いています。

Q:地方では、ポートフォリオよりも実際に制作した仕事の成果を見て依頼がくることが多くありませんか?

そうですね。ですので今まで3〜4年仕事をしてきて、ようやく個人として依頼をもらえるようになりました。

初めはヤッツメディアとして仕事を頂いていました。どこの馬の骨ともわからないフリーランスのママって、なかなか企業に相手にされないですよね。森のオフィスに来て、3人で組んでいたからこそ頂けた依頼もあったので、それがなかったら今はないでしょうね。そこは、一緒に仕事をしている津田さんと栗原さんに感謝しています。

もう本当に、仕事の依頼がくるようになったのは森のオフィスがきっかけで、そこで組んだ人たちがよかった。もう本当に森のオフィスの『人』のおかげです。

 

地方で仕事する上で大事なのは、人のつながりです。本当に人に支えられてます、全て人。全て人であり、横の繋がりです。縦割じゃない。

でも移住してくると、最初は横にも壁がありますよね。そこをちょっとずつ崩して、皆さんに崩してもらってなんとかやってきました。

Q:なるほど。では移住してきた人に澤井さん的にアドバイスするのであればやっぱり『人のつながり』ですか?

いや、本当に人ですね!本当に人に支えられてます。あとは、状況をなんとかする力。私はなんとかしてきました(笑)でも相当失敗もしてきたんですよ。

だから人とのつながりを作りたいと思うなら、森のオフィスに来たらなんとかなるんじゃないかな?と思っています(笑)

Q:他に森のオフィスと関わったことで生まれたプロジェクトはありますか?

個人で受けている仕事以外は殆どが該当します。企業からくる大きな案件は森のオフィスというよりは、ヤッツメディアの関係で頂いています。あとは富士見町の商工会のイベントの撮影や、隣の茅野市の行政のお仕事などです。

Q:森のオフィス以外で人のつながりができた場所はありますか?

原村のヤツガタケシゴトニンという会社がやっている『ハチモット』というメディアで、動画の連載を持たせていただきました。それが今の個人の仕事の営業につながっています。ここで人とのつながりができました。
 

Q:人とのつながりは、自分からつながりに行くよりも、何かをやることで他に繋がっていくのでしょうか

基本的に人のつながりって、誰かの紹介なんですよ。誰かが紹介してくれて、つなげてくれるのでそうかもしれませんね。

あ、でも私の場合は根拠のない自信があったのでカメラも持っていないのに『動画やりたいんだ』『動画できるんだ』ってよく言っていましたね(笑)だからこそ人とつなげてもらえたかな、と思っています。

Q:自信を持ち、人を大事にし、やりたいことを言ってきたことで今の澤井さんがあるんですね。

そうです、それが今の自分を作っていますね。人、大事ですね!私も人との関係性をとても大切にしたいと思ったし、してきたはずです。なるべく人を大切にして、信頼してナンボ!です。

Q:本当に人が好きなんですね。

基本的にそうですね。マスコミの仕事のどこが好きかというと、取材して人と話したり出会えるところです。今はオンライン会議ばっかりですが、人恋しくなります。

先日久しぶりに友達と対面で話をしたんですが、やっぱりいいですよね。色々なことがオンラインで事足りるけど、人と会いたい。

Q:話は変わりますが、普段のライフスタイルはどんな感じですか?

小学生の子供が2人いるので、平日は7時半に起きて家族と朝ごはんを食べ、子供を送り出してから子供が帰ってくる16時まで仕事をします。仕事が終わったらゆっくりして、ご飯を作りながらお酒を呑んでいます(笑)18時半には夕食を食べますね。仕事が終わったら完全オフですね!力を抜いて。
そのあとの子供の寝かしつけは夫がやってくれるので、その後は納品があるときは仕事の第2ラウンドが始まり、0時前には終わらせて寝ることを心がけています。納品がない場合は、お酒を呑んだり1人で映画を見ています。

こうして生活のオン・オフが切り替えられるようになったのも森のオフィスのおかげですね。家でずっと仕事していたら切り替えできなかったと思います。なので、家ではなるべく仕事はしないで環境を変えます。スケジュールが詰まっているときは家でも仕事をしますが、なるべく外に行きます。

Q:お休みの日に仕事をすることはありますか?

ありますね。基本は子供と一緒にゆっくりしていますが、仕事のときは子供は夫におまかせしています。子育てと仕事は切り分けないと、本当に成り立たないです。そして、子供は家族だけではなくいろいろな人に見てもらったほうがいいです。子供は地域で育てる!って感じですね。

休日はゆっくりしないと、プライベートと仕事がごっちゃになってしまうので。

澤井さんのインタビューの間、いろいろな雑談が止まらなくてずっと喋り続けていました。 本当に人と関わるのが好きで、人との関係性を大事にする人なんだなと実感しました。 そんな澤井さんが今後、母として、クリエイターとして、森のオフィスでどんな関係性を作り、どんなものを生み出し続けていくかが非常に楽しみです。

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